詩歌

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主を賛美する―彼の御名

70 (英67)


イェスの名はあまし, 音がくのようたとう,
豊まんでかんぜん, とうときイェスの名。


(復)イェス!あまき御名, イェス!変わりなし;
イェス!せい徒らは その価値をほむ。



われを愛するイェス, わが苦難理かいし,
ともに分かち合う; わがあいす御名。



御名を聞くものを, 魅りょうし,歓喜させ,
なみだぬぐい去る; いとあまき御名。



この名のあまさは かたり尽くせない;
とわにほめうたう, わがイェスの名を。



主を賛美する―彼の御名

71


主はふっかつし, 死人のはつ穂;
たかく上げられて, 栄こうのげん首。
われらめぐみ受け, あいまじわれば,
なれといちとなる, 何というえい光。



なれは万有の主, さい高けん威;
「ひと」として昇天し, さい高の名持つ!
最高のあい,ちから, ゴルゴタでしめし,
苦つうあんこくに, かん全にしょう利。



万ぶつはなれを, とうとび,みとめ,
なが名を賛美して, なれを歓げいす。
いまやながあいを, われらあじわい,
こころは満たされ, さん美はやまず。



御名はご自身を あきらかにし,
ながあいはふかく, えい遠に絶えず。
われらいちとなり, 歓喜し来たりて,
えい遠のえいこう, あいをほめたとう。



主を賛美する―彼の永遠性

72 (英81詩)


主のみなもとは, 永えんのはじめ!
なれ,永遠のちち, ありてあるもの。



ひとの世に来て, なお永遠のかみ!
かみとひとしく, かん全また無限!



創せいのまえに, かみの起源,持つ!
なれよりまえの ものはあり得じ!



とわに変わらず, とわにふるびず!
なれよりあとの ものはあり得じ!



ちちと相違なく, かみとどうよう!
さい初でさい後, アルファでオメガ!



なれの永えんと, かん全を賛美す!
豊まん無げんを, われら鑑賞する!



主を賛美する―彼はご自身を低くする

73 (英90)


受けませ,わが詩歌, こえよわくとも;
すくいぬしなれの めぐみを述べる。



えい光,豊富を捨て, まずしくなれり;
聖徒をしゅくふくし, 富ませるために。



なにゆえになれは てんをはなれて,
この世に来たりて 死にたまいしや?



なんたるながあい! ただわがために,
天のえいこう捨て, 苦なんあじわう。



ながあいおもえば, よろこびあれど,
なれにむくい得ず, ふかくはじ入る。



かの日,待ちのぞむ; さまたげ解かれ,
えいこうにはいり, ひたすらつかえん。



われら待ちのぞみ, はげましを受く;
なれに会う日まで, ながために生く。



主を賛美する―彼の受肉

74 (英84)


すくいぬし生まれ, 天使らたたえる;
「かみにはえいこう, 世びとにへい和」。
起きよ,天のこえに 呼おうし賛美せよ;
てん地かん喜す, キリストは生まる。
ダビデのまちに すくいぬし生まる。



主はかみのかたち, かみのえいこう,
てんよりくだりて, 処女より生まる;
かみが受にくする, なんというおく義,
なれひとと成り, ひととともに住む。
イェスはインマヌエル, われらと住み合う。



見よ,へい和のおう, 義なるたいよう!
いのちとひかりを, ひとにもたらす;
かれは栄こうを捨て, ひととして生まれ。
ひとをすくいて, 死をまぬがれさせ,
さいせい得させ, たかく引き上げる。



ばんこくの「あい慕」, ばん民の「のぞみ」;
主よ,わがこころに み住まいつくり,
アダムのふるさを, すべてのぞき去り,
さい後のアダム, いのちのれいにて,
なれのかたちに えいこう化しませ。


 4「あい慕」は慕う方,キリストを指す(ハガイ2:7)。
 「のぞみ」は,キリストが万民の望みであることを指す。



主を賛美する―彼の受肉

75 (英82)


すくいぬし, えいこう捨て,
世に生まれた, その名はイェス,
かなしみの ひととなって,
つねにくるしみ受ける。


(復)主よ,なれを 愛し,はいす!
主はひかり, 主はいき,
偉だいなる すくいぬし,
かみの豊満 もたらす。



ご自しんを ひくくされて,
くるしみ受け, さげすまれた;
ほろびゆく われのために,
主はあいをもてすくう。



創ぞうぬし ひとと成って,
ごけいかくを あらわされた;
かみとひと ひとつとなり,
われ,かみのすべて得る。



主を賛美する―彼の生涯

76 (英88)


主よ,なれの柔和さ, かがやいてうるわしい!
なれは孤どくなみちを, あいにありあゆむ。



なれは真のひかり, やさしくまたこまやか;
世のくるしみすべてを, なれは耐えしのぶ。



そしられ,苦難受け, なれはなお,ふくじゅうす;
へりくだりとにゅう和は, なんとうつくしい。



あまんじて死を受け, しゅうじんを解きはなつ;
ながあいはあらわされ, あわれみ,あふれる。



ああ,すばらしき主よ, なれへとかたちづくり,
なれのようにひくくし, ともにあゆませよ。



主を賛美する―彼の生涯

77 (英86)


いとたかき栄光のかみ, にくたいにあり来たり,
いやしきひととなれり,   主よ,なれおもう!



しんせいを脱ぎ捨てて, にくのまく屋に住まう,
いやしきひととなれり, 主よ,なれおもう!



かわきし地より出た根, 多くのくるしみを受け,
きらわれ,あなどられる, 主よ,なれおもう!



ながこころはにゅう和で, すすみてくるしみ受く,
なんらつぶやきもなし, 主よ,なれおもう!



おん和でかん美なひと, きんこうが取れ,かん全,
こくもつのささげもの, 主よ,なれおもう!



かみの御むねおもんじ, サタンの虚偽をしりぞけ,
いかにちゅうじつなひと, 主よ,なれおもう!



かみの御むねにじゅう順, 十字架の死にいたるも,
死のくるしみを受ける, 主よ,なれおもう!



ちちはなれをたかくし, えいこう,そん貴あとう,
ばんぶつはひれ伏して, なれをはいす。



主を賛美する―彼の生涯

78 (英89詩)


主の地じょうでのあゆみ, 慈あい,美に満つ!
なれの非凡な生がいに, われきょう嘆する!



なれの苦難はあらわす, 耐えしのぶあい!
死の苦つうはあらわす, しんせいなあい!



きず受け,おも荷を負い, かなしみに満つ。
されどなれのくちには, つぶやきはなし。



にくまれ,あなどられて, うら切られるも,
なれはなおもゆるして, あいしつづける。



主よ,なれのしょうがいは, あまくこまやか!
かんぜんで均こう取れ, かみ,ひと享受す!



主を賛美する―彼の生涯

79 (英87)


主よ,なれはひとにたいし, あいとめぐみ持つ;
かみには忠しんをもて, ひたすらつかえる。



ひとにうら切られ,死ぬも, あいは死にまさる;
わきばらよりいでし血, われをすくわれる。



なれは苦難のさなかにも, なお善をおこない,
ながみちの困なんにも, つぶやくことなし。



なれはまことにちゅうしん, くらき世のひかり;
ちちの御むね,よろこび, ひたすらしたがう。



サタンのはかりごとにも, そんしつ,苦難にも,
どうじることなくただ, 十字架のみち取る。



主よ,ながひくき姿せいを, われはまなびたし;
なれに似るものとなり, あんそくを得たし。