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My Heart Longs for Absolute Surrender – New Song

この詩歌について

全焼のささげ物(燔祭, burnt offering)となる、すなわち絶対的な献身への渇望と経験を歌う美しい詩です。近年創作されたニューソング(New Song)なので、メロディーと歌詞とも親しみやすいです。

レビ記で描写されている全焼のささげ物の犠牲は完全に灰になるまで焼かれました。それは十字架で死ぬ主イエスの予表でした。主イエスは御父に対して絶対的従順であり、死に至るまでも従順でした。しかし神に自分を明け渡す・降伏する(surrender)ことは、わたしたち自身にはできません。絶対的な方である主イエスと結合されることなしには、わたしたち決して絶対的になれません。

1節から7節は経験的に時系列になっていて、聖書の真理をもとに忠実に書かれていて、非常に味わい深い歌詞です。歌える日本語の歌訳もつけました。

楽譜

楽譜ダウンロード(hymnal.net)

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英語合唱 by NYCYPCD

NYCYPCDの録音では、1〜4節がオリジナルキーCで歌われ、5〜7節はDで歌われています。歌詞の内容が深くなるのに連れて、献身の気持ちも高まっていきます。それに合わせて、キーも上げて歌われています。

歌詞(英日対訳)

CATEGORY: Consecration – Surrendering All to the Lord
NUMBER: New Song 366

METER: 10-9-10-9
JAPANESE TRANSLATED: by Hymns for Japan 2018/3/4
TITLE: My heart longs for absolute surrender

(1)
My heart longs for absolute surrender
That I’d wholly consecrated be,
Not in word alone but all my being
Would be fully given unto Thee.

絶たいてきなけん身を、
わたしはねがいます。
ことばにとどまらずに、
実さいとなるように。

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全訳:
わたしの心は絶対的に明け渡すことを渇望しています。
それはわたしが完全にささげられることです。
言葉においてだけではなく、わたしの全存在が
完全にあなたにささげられますように。

(2)
There is little willingness within me
To place all I am before Thy feet,
So I lay my hands on Thy dear head, Lord
As the burnt off’ring, perfect, complete.

すべてをおろすことは、
自分にはできません。
はん祭*の主のかしらの
うえに手を置きます。

*燔祭、すなわち全焼のささげ物。

全訳と解説を開く

全訳:
わたしの中では、わたしであるすべてをあなたの足もとに置く意欲はほとんどありません。
ですので、わたしはわたしの手を、完璧で完全な全焼のささげ物である親愛なる主の頭の上に置きます。

解説:
1節では、絶対的な献身を心では願いますが、自分自身では行うことはできません。ですので、2節の冒頭に「自分にはできません」と認めています。絶対的な主に手を置く、すなわち結合されることによってのみ、私たちは絶対的になれます。

わたしたちは、自分が完全に失格であり、望みがないと認識しているかもしれません。これがわたしたちの実情です。しかし、わたしたちがキリストの上に手を置くとき、わたしたちの弱点は彼のものとなり、彼の強い点、彼の美徳はわたしたちのものとなります。さらに、霊的に言って、そにょうな結合によって、彼はわたしたちと一になり、わたしたちの中で生きられます。彼はわたしたちの中で生きるとき、彼が地上で生きた生活、全焼のささげ物の生活をわたしたちの中で繰り返します。わたしたちは自分自身の中でこのような生活を生きることはできませんが、彼はわたしたちの中でそれを生きることができます。わたしたちは彼の上に手を置くことによって、彼をわたしたちと一にし、わたしたち自身を彼と一にします。そのとき、彼はわたしたちの中で彼の生活を繰り返します。
<レビ記ライフスタディ(1)>第3編(日本福音書房出版)

彼はその全焼のささげ物の頭の上に手を置かなければならない.そうすれば、それは彼に代わって受け入れられて、彼のために罪を覆う。
<回復訳聖書>レビ記1章4節

なぜなら、わたしたち生きている者はイエスのために、絶えず死に渡されているからであり、それはイエスの命が、わたしたちの死ぬべき肉体に現されるためです。
<回復訳聖書>コリント人への第2の手紙4章11節

(3)
Lord, You are the only One who offered
Yourself without reluctance unto God;
Full obedience to the Father given,
Absolute, You sacrificed Your all.

主よあなたひとりだけ、
ためらうことがなく、
御ちちにじゅう順になり、
犠せいとなりました。

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全訳:
主、あなた一人だけが、ご自身をためらうことなく神に差し出した方です。
御父対して完全なる順従を与え、あなたご自身の全てを絶対的に犠牲にしました。

解説:
2節で、主に手を置き、今度は3節はこの全焼のささげ物である主に焦点を当てて、彼の絶対さを評価しています。

関連聖句:

(キリスト・イエスは)人としての有り様で見いだされ、ご自身を低くして、死にまでも、しかも十字架の死に至るまでも従順になられました。
<回復訳聖書>ピリピ人への手紙2章8節

(4)
As this One, You’re dwelling in my spirit;
Moving, spreading outward day by day.
There’s a whisper of Amen within me
In response to all that You would say.

主はわたしの霊に住み、
日々しみわたるゆえ、
あなたのかたりかけに、
わたしはアーメンのみ。

全訳と解説を開く

全訳:
このような方として、あなたはわたしの霊の中に住んでいます。
日々運行し、外側に広がっています。
そのために、わたしの内側には(内住する主が)「アーメン」というささやきがあります。
それはあなたが語ろうとするすべての言葉に対しての返事です。

解説:
「このような方」は3節の「絶対的に従順な主」を指しています。主の語りかけは、彼が私たちの霊という部屋から魂の各部屋に広がろうとしているドアノックです。しかし私たち自身ではそれに対して「アーメン」という能力はありませんので、”a wisper of Amen”はわたし自身からではなく、内側に住む主が絶対的に従順な方として、すべての語りかけにアーメンと言うのです。この節での詩人は決して「わたしはあなたの言うことにすべてアーメンします!」と大言壮語しているのではありません。主の頭の上に手を置いて、主と結合されたときだけ、内側の主が私たちと共にアーメンをします。

関連聖句:

しかし、確かに1神の霊があなたがたの中に住んでいるなら、あなたがたは肉の中にいるのではなく、霊の中にいるのです。
<回復訳聖書>ローマ人への手紙8章9節

(5)
I say Yes and give You full permission
To touch every corner of my heart;
Break through all the barriers in my being;
Do not let me withhold any part.

どうぞ触れてください:
こころのすみずみを。
打ちくだいてください:
すべてのへだたりを。

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全訳:
わたしは「はい」と言い、わたしの心の隅々に触れることができるように
あなたにすべての権限を明け渡します。
どうぞ、わたしの存在の中にあるすべての障壁を取り壊してください。
わたしにいかなる部分も保留させないでください。

解説:
絶対的になるために、障壁となっているのはわたしの自己でした。ここでは主観的な対処、その霊による造り変えを経験します。

(6)
’Tis my joy to give You all the ground, Lord;
Make my heart a dwelling place for You;
I want You to be at home within me;
Come and settle down in every room.

主よ、わたしのこころに
住み着いてください。
すべての部屋にはいって、
くつろいでください。

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全訳:
あなたにすべての地位を与えることはわたしの喜びです、主よ。
わたしの心をあなたの住まいにしてください。
あなたにわたしの中でくつろいていただきたいです。
どうぞ入って来て、全ての部屋に住み着いてください。

関連聖句:

また、キリストが信仰を通して、あなたがたの心の中に、ご自身のホームを造ることができますように.
<回復訳聖書>エペソ人への手紙3章17節

(7)
Lord, do cleanse my heart from all self-seeking
That I’d truly want nothing but Thee;
Let my soul be occupied, possessed, Lord,
That You would be magnified in me.

主だけをねがうように
私よくをとりのぞき、
主を表現できるように、
せん有してください。

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全訳:
主よ、わたしの心の利己主義を清めてください。
あなた以外になにも真に求めないようにしてください。
わたしの魂があなたに占有され、所有されますように、主よ。
あなたがわたしから大きく表現されますように。

関連聖句:

そこで、わたしの切なる期待と希望は、わたしがどんな事にも恥じることなく、かえっていつものように、あらゆる事で大胆になって、生きるにも死ぬにも、今なおキリストが、わたしの体において大きく表現されることです。
<回復訳聖書>ピリピ人への手紙1章20節

3 COMMENTS

Admin

ヒナコさん、こんにちは。音声ではスタンザ4以降はDで歌ってます。もちろんCのままでもいいと思います。歌の流れとして高まっていくタイミングなのでキーを上げたと思います。

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Admin

失礼いたしました。MP3ではスタンザ1-4がC、5-7がDで歌ってます。

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