詩歌

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キリストを経験する―その霊として

370 (英489)

1
弟子たちはながねん, 主とともにいたのに,
主ご自身をさとらず, 知っているようで知らず。


2
かれらはみこえ聞き, 主の御すがたを見て,
じかに触れ合っても, 主がだれなのか知らず。


3
われらの目おおわれ, 真の主を見ていない,
主を知る,と言うとも, とうめいには知り得ず。


4
主はそのれいであり, べつのなぐさめぬし,
なれの豊富をもって, われのうちに啓示する。


5
われの全そんざいを, ながれいで浸とうし,
なれの感かく満たし, すみずみまで触れませ。


6
どうか,なれのれいが, 実感をもてぞう加し,
見ても見えなかった 主ご自身を見せたまえ。


7
主よ,ご自身を啓示し, ご自身をあたえませ;
主にまさる実さいも, 真じつもこの世になし。


8
主の霊がわが霊より, 洪ずいのようあふれて,
いたるところえい光, ひかり,なれで満たせや。


9
何と親みつな生かつ! 地にあって,なお天のよう;
あまい臨ざいに満ち, 賛美,歓喜,満ちあふれる。




キリストを経験する―その霊として

371 (英493)

1
主よ,なれはいまその霊, いのちあたえる霊;
なが豊富を供給す, 何とえいこうでしんせい!


2
主よ,なれはいまその霊, 大能をもって解放す;
いのちのほうそく, われを自由にし,つよめる。


3
主よ,なれはいまその霊, つくり変え,浸透す;
なれに同けい化し, ながえいこう照らし出す。


4
主よ,なれはいまその霊, わがれいに住まう;
ふたつれい調和し, いちのなかで行どうする。


5
いかに霊をかつようし, なれを享受するか,
いかに霊に生くか, 主よ,われを訓練しませや。




キリストを経験する―神の中心性と普遍性として

372 (英495)

1
キリスト,かみの 中心せい,普遍せい;
永遠から永遠まで, かみのあい,かん喜。


2
主はかみの化身, かみの豊満が住む;
そのとうとさ,神せい, だれもくらべ得ず。


3
主,万ぶつに満つ, かみのごけいかく;
宇ちゅうのすべては, 主の栄こうのため。


4
万ぶつ主のため, 主を通し存ざいす;
主,万ぶつのささえ, 中心であり円しゅう。


5
あがないである主, 万ぶつを復興する;
有こうな血により, かみに和かいさす。


6
すべてのはじめ, しょうかいのかしら,
そのいのち,ない容, 復かつにてちょう子。


7
主は王こくの王, すべての権威持つ;
栄光通し支はいし, 万ぶつはふくする。


8
新天新地にあり, 主は万ぶつの中心;
かみとひと,ともに, 永遠にまでいたる。


9
主はばんぶつの 第いち位なるかた;
この万ぶつの主を, いま,われあじわう。




キリストを経験する―神の証しとして

373 (英494)

1
キリスト,かみのあかし, 本しつ,行動にあって;
かみのえいこうひょうげんし, 神せいをあらわす。


2
キリスト,かみのあかし, そは律法にまさる;
律ぽうは文字でかたるのみ, いのちをもちいず。


3
キリスト,かみのほう満, かみの内容,よう素;
かれはかみのまったき化身, うつわ,また住まい。


4
かみの栄こう,かたちを, キリストは展覧す;
かみのみこころ,かみのみち, かれのなかに見る。


5
キリスト,わが霊に住み, 永えんにわがぶん;
霊のなかでかれにあずかり, かみのすべて受く。




キリストを経験する―実際として

374 (英496)

1
キリスト,唯いつの実際, かみ,ひと,すべての実際;
主はかみにいたるみち, 主なくば万有はいつわり。


2
衣,しょく,住すべてはかげ, その本たいはキリスト;
キリストをひょうちょうし, かれがその実さいである。


3
キリスト,満ちなければ, 万事,万ぶつみなむなしい;
いっさい得て,享受しても, 主なければ,みなむなしい。


4
かれは真のかみ,真の主, 真のひかり,真の事ぶつ,
真の衣しょく,生けるみず, 真のいのち,真のあじわい。


5
すべての神がく,道理は, キリスト,実際とすべき;
主なくば,聖書の知しき, 文字にすぎず,みなむなしい。


6
時かんと空間の実さい, ものごとすべての実際;
永遠から永遠にいたり, キリスト,唯いつの実さい。




キリストを経験する―実際として

375 (英526)

1
主よ,なれはご自しんを, われの実さいとなす;
信仰にとりこの実際は, なによりも真じつで,
その親みつなこと, なにもくらべ得ず。


2
われはなが実さい見た: なれこそ,わがかん全;
わがねがいをきよめて, 聖なる愛の火ともす;
わが性しつたかめ, なが豊富は満ちる。


3
生ける愛のすくいぬし, したしさ,さらに増す;
栄光の御かおかがやき, みことば,わがちから;
われをつくり変え, めぐみを増しませ。




キリストを経験する―恵みとして

376 (英497)

1
めぐみとは御子にあり
たまわるかれご自しん;
事ぶつや環きょうでなく,
主がわが分となること。


2
受にくし,神・人ちょう和し,
ひとにかみを得させる,
主はわがこころに住む,
これこそかみのめぐみ。


3
パウロは主をめぐみとし,
すべてちりあくたとす;
「主のためにろう苦すは,
われでなく,主のめぐみ」。


4
わがうちで主はちから,
真のめぐみ,しんらいす;
めぐみ,わがれいにあり,
みこころじょう就させる。


5
このめぐみ,生ける主は,
ちからづけ,かえりみる;
いちずになれをしたい,
さらに享受させたまえ。




キリストを経験する―命として

377

1
栄光!主はわがいのち, せいれいはみちびく;
無りょくはちからに変わり, やみはひかりとなる。


2
栄光!主のなかで生き, 霊にしたがい,あゆむ;
しっぱいは勝利に変わり, なげきは賛美となる。




キリストを経験する―命として

378 (英499)

1
おお何といういのちぞや!   おおなんというやすきぞや!
十字架でわれともに,    死にて,いま主はすべて!
主,えい光の事じつあたえたもう, もはや生くるのはわれにあらじ,
わがうちにいますは, 主イェス・キリストなり!


2
おお何というよろこびぞ! おおなんというあんそくぞ!
かたちづくらるるは, 主なり,いまわがうちに;
いのち,せいしつつくり込まれん, わがすべてことごとく終わりぬ。
主のものすべては, わがすべてとなりぬ!


3
おお何というおもいぞや! おおなんというほこりぞや!
あらわさるるは主ぞ, うちにいますキリスト;
死とせい,わざわい,ふくあれど, もはやはずかしめ,われにあらじ;
主はわれによりて, あかしなさしめたもう。


4
おお何というさちなるぞ! おおなんというしゅうかくぞ!
目ざすはまえにある キリストかれご自しん;
他にもとむるたからはあらじ, 主はわがのぞみ,えいこう,かんむり;
すべてをふくむ主, くらぶるものあらじ!




キリストを経験する―命として

379 (英500)

1
おお何というちからぞや! おおなんといういきおいぞ!
かみはキリストをば, 死よりよみがえらせて,
御座に座させ,万ぶつのうえに, かしらとして,しょうかいにあとう,
召会,このちからで, てきをあしのしたに。


2
おお何という事じつぞや! おおなんというおく義ぞや!
キリストの肢体なる われは聖徒らと調和し,
あたらしきひとに建造されて, かしらなるキリストにつながる;
われらはしょうかい, ご計かくにあずかる。


3
おお何というひろさぞや! おおなんというながさぞや!
そのたかさとふかさ, 主なるキリストは無限。
その度りょうははかり知れない, そのひろがりはじん知を越える;
しょうかいを建造し, さらに成就するため。