詩歌

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主を賛美する―彼の栄光

120 (英133)


かんむりを受けた ばんゆうの主よ;
ながけんのうと威げんを, ばんみんはほむ。



ひとにあるかみは 地じょうでしもべ;
かみにあるひとは天上で ばんゆうの主ぞ。



えいこうのかみと ともに座すひと;
てん地のけんのうはみな なれに帰せらる。



たかく上げられた さいこうの名に,
ばんぶつはひざをかがめ, 主とこくはくす。



主またキリストと, かみはさだめる;
栄こうにあり,座に着くを, 聖霊はあかしす。



えいこうの主ほむ, こえたからかに;
ばんゆうの主はさん美に ふさわしきゆえ!



主を賛美する―彼の栄光

121 (英140)


栄こうなる光けい, 御子は栄光を得る!
たたかいを終えて, 勝ちほこり,かえる!
かんむりを,かんむりを, 勝利の王に帰す。



いばらのかんむりを, ひとはかぶらせる;
いま主は栄こうの かんむりを受けらる。
かんむりを,かんむりを, 愛の御子に帰す。



われらつみびとは, 主のとりことなる;
われらのこころに, 主を座に着かせる。
かんむりを,かんむりを, つみびとの主に。



聞け,このさけびを, しょう利のがい歌を!
主はたかきへゆく, 何たるよろこびよ!
かんむりを,かんむりを, 王の王,主の主に!



主を賛美する―彼の栄光

122 (英136)

1 
えいこうのイェスを 礼はいし,見つめ,
十字架の恥じょくの ものがたり読む。


2 
恥じょくに満つこうべ, ひとはみな見た;
栄こうはその日の うれいをかたる。


3 
十字架のときには, 孤どくで無じょう;
御座に上げられて, せい徒ら賛美す。


4 
かみ,かつてなれを, 見はなし捨てる!
打たれた御かおに, ちちの栄光見る。


5 
とうとい主!なれ見て, 賛美,きんじ得ず;
天地はともにうたう: 「小ひつじをほむ」。


6 
こころを起こして, ちちをさん美す;
歓喜,さん美とわに, ちちと子にあれ。



主を賛美する―彼の栄光

123 (英144)


栄光の主,キリスト, たかく上げらる!
こころ,たましいは なれにひれ伏す;
主を賛美,礼拝す, ながみちは栄光!



あぶら塗られた王, えいこう受ける!
嘲笑され,いとわれ, きょぜつされた主;
いまわれらほむ, きわみのえい光。



なれはいのちの主, しゅくふくあとう!
ちちのあいする子, じゅうじゅんなかた。
われ,主を記念し, 苦なんをしのぶ。



王のころもを着て, かんむり受くかた!
かみのキリストよ, われ,さい臨待つ;
主あいし,ふくす, なれはキリスト。



主を賛美する―彼の王国

124 (英148)

1 
主よ,なれは王の王, すべてなれに帰する;
あぶら塗らる主を, れいはいし,あいす!
千まんのせい徒は, 王のおうをたとう!



くにからくにまで, ながけん威はおよぶ!
万民は来て,なれに 王としてつかえる。
このおうのおうを, 万民はほめたとう!


3 
なが王こく,御座は えい遠にかたく立つ!
えいこうと権威を, われら,とわにほむ!
このおうのおうを, せい徒らはたとう!



すくいぬし,おうの 御名をあいし,したう!
なが統治をしたい, 王こく来るを待つ!
いまもわれらほむ! 「なれ,おうのおう」と!



主を賛美する―彼の王国

125 (英147)

1 
主はあぶら塗られた  おうのなかのおう!
われられいはいし,  たからかにうたう!
なが王こくは無限,  なが御座はけん固!
なが統治,義とあい,  えい光かぎりなし。



せいなるシオンの上に,  かみ,なれを立てて,
諸こくをたまわり,  とわの嗣ぎょうとす。
かみはかれの権威,  なれに委たくして,
諸こくとう治させ,  えいえんにいたる。


3 
ときはいまだ満ちず,  やみ,権威ふるうも,
千万のぐんしゅうは,  なれをほめたとう!
ながたみの賛美は,  地にひびきわたり,
なれをおうとして,  れい拝し,つかえる。



さだめの日,来たれば,  主はさいりんする;
地とその諸こくは,  みな,なれにかえる。
こう輝,威厳に満ち,  なれはおうとなる,
諸こくみんすべて,  なれをほめたとう。



主を賛美する―彼の愛

126 (英153)

1 
主よ,ながあいは何と真じつ! 何と大きく,ひろい!
わがいのちとちからを, かん全になれに帰す!



なが比るいなき価値のゆえ, われら,なれを愛す;
十字架のはじをしのぶ, ゆえになれをあいす。


3 
ひとのあいは,とものために 死ぬことであるが,
なれはてきのため死ぬ! だれかこの愛,持つや?



なれはかみのかたちにあり, 天じょうでやすらぐ;
されど奴れいとなって, うれい,苦つうを経る。


5 
なれはつみのほかすべてに, 世びとのようになり,
われらをまったくなれに 似せて,つくり変える。



なれのようにゅう和でけん固, すべてなれに似る;
栄光からえいこうへと, 日ごと,こう新される。


7 
主よ,なが愛をわがこころの うちにふかく秘め,
われはながとうとき名を, とわにほめたたえる。



主を賛美する―彼の愛

127


イェス,えいこうの王, ひろきあいよ!
なれ御座はなれ,世に来る,
馬ぶねに生まれて, はくがいされ,
ガリラヤのナザレに住む;
ひとにつかえて, いやしめられ,
ヨベルのとし告げ知らす;
やすまずつかえて, 苦なん受ける;
なんととうとき主のあい!


2 
イェス,すくいのおう, ふかきあいよ!
ゲッセマネで主はさけぶ;
血のあせをながし, ちちにいのり,
すくいのため,身を捨てる;
はずかしめ,苦難 耐えしのびて,
ゴルゴタのおかに向かう;
じゅう字架にかかり, いのち捨てる;
なんととうとき主のあい!



イェス,しょう利のおう, 無げんのあい!
十字架でさえ主はいのる;
ごう盗,のぞみ持ち, すくいを知り,
かみのさばきを解かれる;
主,つみをにない, あざけり受け,
あがない成し,しょう利する;
いま天でとりなし, いのりささぐ;
なんととうとき主のあい!


4 
イェス,へい和のおう, 偉だいなあい!
わがため死に,あいしめす;
わがつみをあらい, きずをいやし,
われをたい処し, みちびく;
すくいのめぐみ, われをまもり,
つかれたわれをつよめる;
てんの主をあおぎ, われらうたう;
なんととうとき主のあい!



主を賛美する―彼の愛

128

1 
不思議なめぐみ, 御まえでおもう!
堕らくしたわれ, なぜすくうや?
この世むさぼる つみのわれを,
主はたずね出し, あいでつつむ。


2 
つみにしばられ, くるしむわれ,
ねがわないのに, 主はたずねる;
ながこえ聞けど, なれを無視し,
ながてきとなり, さからうのみ。


3 
わがつみのため, 十字架で死に,
われにへい安を, あたえたもう!
おおくのつみと にくに生きる,
このわれをなぜ, 主はあいすや?



馬ぶねに生まれ, いやしめられ,
さいなまれしは, みなわがため!
なにゆえ見そめ, われあいすや?
くるしみ受けて, しゅくふくあとう。



何の長所もない われのために,
主は御座はなれ, いのち捨てる!
主よ,自ぶんには なが目を引き,
あいされるもの ひとつもなし!



われ,つみびとの かしらなるも,
美とく,こうせき, なにもなくも,
なれはゆえなく, われをあいす!
このあい,めぐみ, 言い尽くせず!



このめぐみゆえ, われ,まことに,
なれをあいして, ふくすべきが,
わがこころ,なお つめたきまま!
ながあい知るも, こたえぬまま!



御座をはなれて, 死なれた主に,
われ,無感かくで, ねつ意もなし。
この世はなれず, 主にふくさず!
なれをくるしめ, 自己を捨てず!



この自分おもい, しつぼうする,
悪しきせいしつ, 自己をうらむ。
このわがこころ, なれは知るも,
われをあいして, めぐみたもう!


10
このわがために, なれ,くるしみ,
苦なんを受けて, いのち捨てる!
冷えたこころの, 悪しきわれを,
知りつつもなお, なれ,死なれる!


11
変わりやすさを, なれは知るも,
わがために死に, わがため生く。
このあいおもうと, なみだあふる,
なれにかん謝し, 不思議におもう!


12
主よ,ながこころ, 理かいし得ず,
不思議におもいつ, れいはいする。
天の幸ふくにも こころ向けず,
わがかみ,わが主, うたい,賛美す。


13
ひかりのなかで 絶えずうたい,
なが愛に感謝し, れいはいする。
天のみやこにて めぐみにより,
愛の標本となり 絶えず賛美す!



主を賛美する―彼の愛

129 (英156)


奇しきすくいぬし, その愛たぐいなし,
うみよりもふかく, てんよりもたかい;
えい遠に   変わらず,
ばんゆうを満たす; われを,主はあいす!


2 
てんで栄こう受け, 御つかいつかえる;
されどあいのゆえ, えいこうを捨てて,
まよいし   ひつじを,
たずねもとめ来て, かれはさがし出す!



かなしみのみちを ひとりあゆまれる;
かれのくるしみは, かみのみ知られる;
われという   ごく屋に,
主ははいり来たり, われを,見いだせり!


4 
ひとにうら切られ, いばらとむち受け,
かみにも捨てられ, つみとさえされる;
わがため   くるしみ,
じゅう字架の死にて, われを,すくいたもう。



主のこよなきあい, 生けるかぎりほむ;
たずさえ上げられ, みやこに住むとき,
御かおを   はいして,
こえたかくうたう: われは,主をあいす!