詩歌

130 131 132 133 134 135 136 137 138 139

<< 130‐139 >>


主を賛美する―彼の愛

130 (英152)

1
主よ,なが愛は何とふかきかな,  わがおもいはるかに超ゆ;
なが愛ひろく,うなばらのごと,  この愛われにさえおよぶ!
われになれを得させるため,  なが愛なれを捨てさせり,
なれとわれをひとつにさせて,  われをなれの肢体とする。


2
なが愛のあたえ,なすところは,  あまりにおおく言いがたし,
われと連合し,われと調和すは,  もっとも大いなるなが愛ぞ。
なれをわれのものとなさせ,  なが愛わがすべて供給す;
日々なれをばわがいのちとし,  なれご自身をたのします。


3
なが愛,神聖なかみご自身なり,  わがじん生の意義となる,
わが生くるはキリストなりと  なが愛われにさけばせる。
わがいのちまたちからとし,  なが愛われに経験させる;
われ,ながめぐみ,愛の対象なり,  わが経験すべてはなれぞ。


4
なれとわれ,分かつものありや?  なが愛,最後まで愛し通す!
なれとわれはとわにひとつぞ,  なが愛つよくたぐいなし!
この愛われを感動しつづけ,  わが賛美のもくてきなり!
なれはわれぞ,われはなれなり,  これこそなが愛のきわみ!



主を賛美する―彼の愛

131 (英158)

1
主はまよいしわれら,  愛をもってさがす;
手を伸べ,みちびき,  十字架にて死ぬ。
うたえ,あいの主を;  主はご自身あとう。


2
聞け!かなしみのこえ,  ゲッセマネのその;
弟子らねむる間に,  主はいのりたもう。
主は真に愛された;  主はご自身あとう。


3
主はちちにもとめる, 苦はい受くこと;
われら受くべきが,  主,あまんじて取る。
おお,何というあいよ,  主はご自身あとう。


4
怒とうのくるしみを  かみより受ける,
その苦難にて,われ  新そうぞうとす。
たぐいなきあいよ!  主はご自身あとう。


5
聞け!主のさけびごえ,  カルバリにひびく;
かみよ,なにゆえに  主を捨てたもうや?
そはわれらのため,  主はご自身あとう。


6
主の苦難,終わるゆえ,  われらよろこぶ,
なれは昇天し,座し,  永えんに生きる。
わがため死んだ主に,  いまわれ,生きる。


7
主よ,ながめぐみゆえ,  賛美,礼はいする;
われらは成就され,  なれにまみえる。
いま,われらはうたう:  主はご自身あとう。



主を賛美する―彼の愛

132

1
無げんのながさ, 宇ちゅうのひろさ,
天のようなたかさ, うみのようなふかさ,
主のあい!
(復) 大いなるかな,主のあい!
ながさ,ひろさと,たかさ,ふかさを享受する!


2
ながさ-主は死に, ゆるしあたえる;
ひろさ-主,あがない, めぐみを得させる;
主のあい!


3
たかさ-引き上げ, 天にすわらせる;
ふかさ-われを生み, わがうちに生きる;
主のあい!


4
ながさ,ひろさと, たかさ,ふかさは,
ものごとではなく, 主のあいそのもの,
主のあい!



主を賛美する―彼の愛

133 (英1011)

1
兄だい愛にまさる,  おお,主の愛!
つよくて親みつな,  おお,主の愛!
世のとものあいは 気まぐれなれども,
あざむくことない,  おお,主の愛!


2
われらは享受する,  おお,主の愛!
主はだい価はらう,  おお,主の愛!
主は血をながして, われらを買い取り,
われらをみちびく,  おお,主の愛!


3
イェス,われらのとも,  おお,主の愛!
しゅくふくあたえる,  おお,主の愛!
主イェスをあおぎ見, 御まえに安そくす,
たしかにたよれる,  おお,主の愛!


4
わがつみをゆるす,  おお,主の愛!
てきをせいふくす,  おお,主の愛!
かんきょうすべてを しゅくふくとなして,
えい遠にみちびく,  おお,主の愛!



主を賛美する―彼の愛

134 (英154)

1
はかりがたきながあい, 日ごとに増しくわわる;
その愛のひろさ,ながさ, たかさ,ふかさはおよぶ,
わが身に。


2
ながあい,人知を越える, われのくちびるにあり,
つみびとらにつたえて, うれいを解き,よろこびを
あたえる。


3
いとくすしきながあい, ほめ尽くし得ぬひろさ,
こころよりほめうたい, われもだい胆にかみに
ちかづく。


4
あいのみなもとなる主, われながみもとに行く;
このむなしきこころを, 満たしに満たせや,なが
あいもて。


5
われはむなしいうつわ, なれをしたうことなし;
されどながあいのゆえ, 御まえにめぐみ,たすけ,
もとめる。


6
主よ,あいでわれ満たし, 生けるかわへみちびき,
ひたすらたのしませよ, なれ以がいはなにをも
もとめず。


7
御まえに主とまみえて, ひれ伏すときにうたう;
あいのひろさとながさ, たかさとふかさをわれ,
れい拝す。



主を賛美する―彼の恵み

135 (英163)

1
われら千万のしたで,  すくいぬしさん美し,
ながめぐみのふかさ,  えいこうをかたる。


2
イェスの名はなぐさめ,  おそれを取りのぞく;
われの安そく,いのち,  わがしらべとなる。


3
われをあいするゆえ,  すべての苦難受ける;
つみのちからのぞき,  つみの囚人を解く。


4
われをすくうあいを,  いま,しずかにおもう;
つみびとのかしらを  なにゆえすくうや。


5
われはいまあまんじて,  あいのとりことなる;
わがため,かれは死に,  自由得させるゆえ。


6
あいすべき名により,  なれのこころを知る;
こころが千万あれば,  すべてなれに帰す。



主を賛美する―彼の恵み

136

1
主をあいするもの, よろこび来たれ;
主のあい,あまくうたいつ, 御まえに来たれや。
(復)  よろこびのめぐみ, 完ぜんなゆるし!
無だい価のめぐみなれば, よろこばしきかな!


2
主の名知らぬもの, もくすほかなし;
すでにめぐみを得しもの, よろこびあふれる。


3
えいこうのみやに, いまだ入らねど,
さとのあまき実,あじみし, よろこびたのしむ。


4
うたえ,たからかに, うれいわすれて;
てんのふるさとめざして, ひたすらすすめや。



主を賛美する―彼の恵み

137

主はそん貴を捨て, この世に来たり,
わがため十字架で つみを負われる;
ふかきかな, ながめぐみ,
わがすべてのあい, 主にささぐ。



主を賛美する―彼の甘さ

138 (英169)

1
主,かみのたから, またよろこび!
かみ,よろこびの あぶらを塗られる。


(復)われら珍重する, 主の善さと美,
かぐわしさ,あまさ, うるわしさを。


2
うるわしいかた, あいすべき主;
くちにはめぐみ, わがこころしたう。


3
誕生のとき,なれ, たからを受け,
埋葬のとき,なれ, 香料でつつまれる。


4
ながかしらには, 香油そそがれ,
あしにも塗られ, ひとにあいされる。


5
死のもつやくは, ひと,なぐさめ,
復かつの香料は, かみ,満ぞくさせる。


6
主,われのなかで, もつやくのよう,
うるわしいヘンナ樹, ゆたかなオレンジ。


7
ぶどう酒にまさる あまきなが愛!
香油のような御名, 何ととうとき御名よ。


8
なが善さと美を われはおもう;
なれのあまさを あじわい,飽き足る。
[6節の「オレンジ」は,雅歌第2章3節の「りんごの木」の別訳です。]



主を賛美する―彼の麗しさ

139 (英177)

1
御かおにしんせい,     威げん,そん貴;
かしらにえいこう, くちにはめぐみ,くちにめぐみ。


2
地上のだれが主に     くらべられよう?
主は天の軍ぜいに まさり,うるわしい,主はうるわしい。


3
主はわがよろこび,     いのちといき;
死に打ち勝たせて, はかよりすくう,はかよりすくう。


4
住まいなるちちに,     主はみちびき,
かみのえい光見せ, よろこび満たす,あふれ満たす。


5
ゆたかなめぐみで,     主のあい知る;
われに万のこころ あるなら,すべて主にささげる。